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そもそも前立腺マッサージとはなに?
前立腺マッサージは本来、泌尿器科医が前立腺疾患の検査や治療目的として行なっていたれっきとした医療行為。
しかし、治療の過程で射精をしなくても強烈な絶頂感を得られる「ドライオーガズム」という副作用(?)が多数報告され、性的プレイとしても取り入れられるようになりました。
前立腺は「男性特有の器官」
前立腺は男性特有の器官であり、女性には備わっていません。
つまり、前立腺マッサージでドライオーガズムを得られるのは男性だけ。ドライオーガズムは男の特権なんです。
ひとくちメモ
女性のGスポット(スキーン腺)は前立腺に相当する器官と考えられています。
そのため、前立腺は「男のGスポット」とも呼ばれます。
前立腺は、主に前立腺液を分泌する役割を担っています。
前立腺液は精液の主成分で、精のう内で精子を含む精のう液と混ざりあい精液を作る重要な役割があります。
また、精のう液の粘りを抑える働きもあり、膣内に精液が浸入した際に卵管まで届きやすくする効果があると考えられています。
前立腺には平滑筋という筋肉があり、射精時にギュッと収縮することで精のうに溜まった精液を尿道内に押し出します。他にも膀胱側の尿道も収縮させ、精液が膀胱側に逆流させないように栓をする役割も果たしています。
この前立腺の運動が射精時に強烈な快感を与えるのはもちろん、ドライオーガズムにおける重要なメカニズムとも考えられています。
前立腺の探し方
前立腺は、膀胱のすぐ下に尿道を取り巻くように位置しています。
精液を溜める器官の「精のう(せいのう)」と隣接しており、精のうから伸びる射精管は前立腺の内部で尿道とつながっています。
位置としては、肛門内部のお腹側に5cmほど入ったところになります。ちょうど男性器と肛門の中間部分です。
前立腺は体外から触っても見つけることはできません。
前立腺を見つけるには、肛門から指を挿入して探すのが手っ取り早い方法です。前立腺の一部は直腸に接しているので、腸壁をなぞると指で触れることができますよ。
具体的にはまず肛門から指を挿入し、第二関節あたりまで入ったらお腹側にフック状に指を曲げます。
すると、直腸越しにコリコリとした小さな突起を感じるはず。そこが前立腺です。
ただし、このとき指の腹に触れる突起物はせいぜい米粒ぐらいなので、見逃さないように注意してください(前立腺はクリの実ほどの大きさですが、直腸に接している部分はほんの一部です)。
個人差はありますが、指で触った際に「尿意を催してムズムズする」「お腹が少し痛くなる」という男性が多いので、そうした反応を見ながら慎重に探してみてください。
膀胱と間違えないように要注意
前立腺を見つける際、間違えて膀胱を刺激しているケースが多く見られます。
膀胱を刺激すればムズムズして気持ちいいのは当然ですが、それではドライオーガズムは得られません。
前立腺の正しい位置を把握してピンポイントで刺激するようにしましょう。
前立腺開発の手順
では、ここから前立腺を開発するためのアナニー(アナルオナニー)のやり方を順を追って説明していきます。
浣腸(腸内洗浄)
前立腺マッサージを実践する前に、まず腸内洗浄をする必要があります。
前立腺マッサージの前に浣腸をするのは、溜まった便を排出して腸内を綺麗にしておくためです。お尻の穴に指やバイブなどの異物を挿入するわけですから、事前にアナルを清潔にしておくのが望ましいです。
前立腺を指で愛撫する
肛門は本来「排泄」器官であり挿入には向いていません。いきなり何かを挿入とすると、むしろ異物と認識して排除しようとしてしまいます。
ですからアナルを愛撫する際は、少しずつ馴らしながら刺激していくのがベター。それには、力加減や繊細な動きをコントロールしやすい指を用いるのがおすすめです。
指なら太さや硬さがちょうどよく、関節で自在に曲げることができます。そのため、刺激したい部分にピンポイントで触れることが可能です。
道具で前立腺を開発する
前立腺開発をよりステップアップしたいなら、安全面が考慮されたアナニーグッズを使用することを推奨します。
アナニーに使用される器具には、主に次のようなものがあります。
アナルバイブ
肛門に挿入しやすいように、先端を細くした棒状の電動器具。先端部分に数珠つなぎのビーズが連なっている「アナルパール」などのタイプもあります。
電動式ではないものはバイブではなく「アナルディルド」と呼ばれます。
エネマグラ
前立腺刺激に用いられるポピュラーアイテムです。
現在、正規品には「アネロス」の名称が用いられており、単にエネマグラといった場合はアネロスの模造品を指します。
アナルプラグ
肛門に挿入した状態で、長時間固定できるアイテム。根元の太い部分がストッパーの役目を果たします。
アナルプラグを挿入したまま外出するなど、SM調教の一環として露出プレイに使われることもある道具です。
参照記事
ドライオーガズムのやり方
前立腺マッサージの経験者からは「ドライオーガズムは射精と比較にならないほど気持ちいい」という声をよく耳にします。
「全身にビリッと電気が走ったような感覚があった」
「ビクビクと体が震えたかと思うと、快感が体中に巡ってきた」
「痙攣して女性のように喘ぎ声が止まらなかった」
「射精直前のむず痒いようなゾクゾク感がずっと続いている感じ」
「快感が波のように何度も何度も押し寄せてきた」
一説では、ドライオーガズムの快感は射精の10倍以上とも言われます。それも普通の射精のような局所的な快感と違い「全身の快感が断続的に続く」のが特徴です。
ドライオーガズムとは、射精をせずに達するオーガズム。つまり、精液を伴ったウェットなオーガズムではなく乾いた(=ドライ)オーガズムを意味します。
通常、男性はイった後インターバルを要しますが、ドライオーガズムは射精をしないため連続で何度も達することができます。男性が射精直前に感じるゾクゾクする快感がずっとずっと続くのが最大のメリットなんです。
参照記事
男性型ドライオーガズムと女性型ドライオーガズム
ドライオーガズムには、男性型と女性型の2タイプがあります。
男性型ドライオーガズム
亀頭や精嚢などを刺激して得られるドライオーガズム。前立腺の収縮によって射精に近い感覚がありますが、精液は出ません。
女性型ドライオーガズム
射精の感覚と違って、直腸への刺激や肛門の蠕動(ぜんどう)運動でアナル全体が気持ちよくなります。「女性がイク感覚に似たオーガズム」であり、メスイキとも呼ばれます。
メスイキには下記のような特徴があります。
・女性のように喘ぎ声が出る
・軽い痙攣を繰り返す
・頭の中がフワフワした感じになる
メスイキに達するにはコツがあるそうです。それは、女性になりきること!
例えば、乳首オナニー(チクニー)をしてみるのはおすすめ。チクニーをすると男性でもオキシトシンという女性ホルモンが分泌され、女性型ドライオーガズムに達しやすくなるとか。また、アナニーの際に女装をしてみるのも有効だそうですよ。
「PC筋」の筋トレでドライオーガズム
ドライオーガズムを得るには、エネマグラなどの専用器具を使うのが有効です。その際に注意したいのが、エネマグラをバイブみたいにむやみにピストンさせないこと。
挿入後は10~20分間ほど動かさず、道具が十分馴染んできたら、手を使わずに肛門をゆっくりと開け閉めする動きを繰り返すのがポイントです。
ここで重要なのが、ペニスの根元にあるPC筋。
PC筋を締める・緩めるという動きを繰り返すと直腸の蠕動(ぜんどう)運動が促され、エネマグラが自発的に動くようになります。
このPC筋は、前立腺のすぐ近くにあります。そのため、PC筋を動かすと前立腺が刺激され、ドライオーガズムが誘発されるというわけです。
ちなみに、PC筋を自在に操ることができるようになると、メスイキやエナジーオーガズムも達成しやすくなると言われています。
前立腺マッサージ体験談
友人に勧められ、風俗店で前立腺マッサージを体験しました。
その友人は今までソープ好きを公言していたような男で、ド直球のプレイにしか興味がないと思っていました。
それが目を輝かせながら「前立腺がいかに気持ちいいか」を熱弁し、ドライオーガズムの素晴らしさを訴えるのを見て、どうしても体験したくなったわけです。
教えてもらったのは五反田にある『H』という回春エステ。彼によると、ここはレベルの高い女の子が多く在籍しているとのことでした。
電話予約が可能でしたので、前日に予約を入れました。
「初めてなので、なるべく前立腺マッサージが上手な子で」
そうリクエストし、受付スタッフがすすめてくれた女性から「前立腺マッサージのテクニックは泌尿器科ドクターのお墨付き」だというAさん(仮名)を指名。
当日の1時間前に電話確認して、ホテルへ向かいました。
部屋番号を伝えて、ドキドキしながらしばらく待っているとAさんが登場。
Aさんはとても人懐っこい笑顔で、話しやすそうな第一印象に一安心。
挨拶を終えると「ここ(お店)の利用は初めて?」と彼女。初めてだと伝えると
「じゃあ前立腺も初めて? 前立腺は普通のオナニーとは違う快感だからハマる人が多いの。何回でもイケるから病みつきになっちゃうみたい」
のっけから繰り出してくる高速ジャブに早くも期待値が高まります。
シャワーを終えて、いざベッドへ。本格的マッサージの始まりです。
施術はうつ伏せパウダーからでした。背中にパウダーを振りかけられて、ゾクゾクするような感覚が背中を走りました。
背中が終わると、次はお尻へ……お尻は敏感なので、パウダーのフェザータッチは思わず悶絶モノです。
パウダーを終えると「四つん這いになって」とのAさんからの指令が。
お尻を突き出すと、ローションをたっぷり塗られました。アナル周りをトロットロのローションがぽたぽた垂れるのがわかります。
Aさんは肛門周辺を指で触っていましたが、おもむろに
「じゃ、入れていくね」
指よりも細いものがアナルに侵入してくる感覚。綿棒でした。痛みはなく特になく、ほんのちょっと異物感があったくらい。
綿棒をお尻の穴に突っ込んだまま、またフェザータッチの続きです。アヌスに異物を入れられた興奮からか、さっきよりも肌が敏感になっている気がしました。
「いやらしい。お尻の穴がヒクヒクしてるわよ」
Aさんは言葉責めもお得意なようで、恥ずかしい言葉をガンガン浴びせてきます。
そうこうするうち、Aさんが手袋をはめました。いよいよ指入れです。アナルに指を入れられるのは初めてなので、緊張が高まります。
「いくよ」
Aさんはそう言って、アナルに指を突き立てました。
何とも言えない感覚。まず襲ってきたのは異物感でした。
(もしかしたら、女の人がバージンを失うときってこんな感じかな)
アナルに指が侵入するにつれて、自分の中で何かが変わっていくのを感じました。最初は違和感しかありませんでしたが、奥まですっぽり入ると次第に馴染んできました。
「ここが前立腺だよぉ」
そう言うと、Aさんは肛門内の一点をピンポイントで指圧してきました。
その瞬間、股間にビリビリと電撃が走ったような気がしました。下腹部にズンとくる妙な気分に襲われ、体内を直接コリコリ触られる感覚に汗がじっとりと浮かんできました。
ハァハァしていると「楽な体勢の方がイキやすいから」と仰向けポーズを許されました。仰向けになると、刺激されている感覚がさらにダイレクトに伝わってきました。
すると、Aさんが空いている手で私のペニスを握り、シゴキ始めたではありませんか。竿全体ではなく、亀頭の部分を重点的に責めてきました。
ぐりぐり、ぐりぐり。手のひらで亀頭を転がすように愛撫されて、指の輪っかにしてカリ首の周りをゆっくり、ときに激しく。緩急をつけた手コキに脳内はホワイトアウト寸前です。
「で、出ちゃいそうです」 「まだ我慢して」
イキそうになると、すかさず寸止めしてくるAさん。弄ばれる感がハンパない。
なかなか射精のお許しはいただけません。ゆっくり、早く、ゆっくり、早くと緩急をつけられ、
そんな状態がどれぐらい続いたでしょうか。亀頭にあらゆる神経が集中しているかのような感覚が頭を埋め尽くし、何も考えられません。ただただ強烈な快楽に支配されました。
Aさんからはなかなか射精のお許しをいただけません。
ゆっくり、早く、ゆっくり、早く……リズミカルに緩急をつけられ、すでに射精管はパンパンでいつでも発射できそうなのに射精できません。なんとももどかしい感覚。
後で聞いた話ですが、前立腺を圧されている間は射精ができないのだそうです。
私はただただ情けない声を上げるばかりでした。亀頭にあらゆる神経が集中しているかのような感覚が頭を埋め尽くし、本当に頭の中が真っ白。強烈な快楽に全身を支配されて何も考えられませんでした。
そんな状態がどれぐらい続いたのか、正直覚えていません。ただ、うわ言のように「イカせて」と繰り返していたのはかすかに覚えています。
ようやく射精を許されたときは涙が出そうでした。
随喜の涙。そのあと襲ってきたのは、これまでの人生で一番気持ちいい射精でした。頭が痺れるような感覚、体液が全部放出されたのではと思うほどの解放感……。
射精ってこんなに気持ちいいものだったのか。今までの射精は何だったのかと思えるほどの最高の射精体験でした。