日本の10代女性2人に1人がそう考えている――そんなショッキングなデータがあるそうです。
これは、パーソナルビューティーブランド「Dove」が【国際ガールズデー】に合わせて実施したキャンペーン内の意識調査。
それによると、日本人の10代女子は世界で最も自己肯定感が低かったのだとか(!)
いわゆる、容姿コンプレックスですね(最近は”コンプルックス”なんて言葉もあるそうです)。
風俗業界にも、容姿コンプレックスのせいで自己肯定感が低い女の子は少なくありません。
今回は、風俗女子も関心が高いルッキズム問題【容姿コンプレックス】を考えてみます。
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SNSにはびこる「カワイイの基準」って?
上述したキャンペーンでも取り上げられていましたが、SNS上には美しさや可愛さに対する“こうならなくてはいけないという思い込み”が広がっています。
具体的にいくつかご紹介すると、下記の通り。
スペック
風俗や水商売で働く女性にはおなじみの「スペック」。
ご存じの通り「身長(cm)-体重(㎏)」を表わした数値です。
この値が110だと標準体重とされる「スぺ110理論」説は有名ですよね。
風俗業界ではスぺ110を基準にして「高スペック」と「低スペック」に分かれる傾向があります。
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顔の大きさ17cm
顔の大きさが17cm以下だと「小顔」であるという通説。
顔の大きさとは「縦幅」のことで、額からあご先までの直線距離で測ります。
日本人女性の平均サイズは22cmと言われるので、17cm以下はかなり小さいと言えますね。
人中短い
人中とは、鼻と上唇の間にある溝の部分。この溝の長さがカワイイかどうかに影響すると言われています。
日本人の平均は1.5cmと言われているため、それよりも短いのが可愛い条件とされているようです。
Eライン
Eラインとは、横顔の鼻と下あごの先端を結んでできる直線のこと。横顔の美しさを判断する基準とされています。
日本人の場合、上下の唇がEラインに触れる状態が理想的な横顔なのだとか。
中顔面6.5cm
中顔面は下まぶたから上唇までの範囲を指し、小顔かどうかの判断基準になります。
遠心顔/求心顔
顔のパーツのバランスには「黄金比率」があるそうです。
縦を3等分、横を5等分して、それぞれの比率が1なのが黄金比率。
顔の縦幅は「おでこの生え際から眉まで」「眉から鼻の下」「鼻の下からあご先」の長さが全て1:1:1 になるのが理想的とか。
この黄金比率に対して、顔のパーツが中心寄りにずれていると「求心顔」、外側にずれていると「遠心顔」と呼ばれます。
出目
眼球の位置が比較的前にある状態を「出目」と言い、反対を「奥目」と言います。
出目と奥目の基準は、横顔の眉の骨から頬の骨に直線を引いて、その直線の線よりも目が前に出ている場合は出目、奥側に目がある場合は奥目とされます。
出目と奥目ではどちらがカワイイとされるのかは判断が分かれますが、「Dove」のキャンペーンではSNSでは出目の方がカワイイという声が多いみたいですね。
バッカルコリドーなし
バッカリコルドーとは、笑ったときに口角と歯の隙間に見える影のこと。これがない方がいい笑顔とされるようです。
サイギャップあり
顔以外のパーツにも、カワイイの条件が……。
脚を閉じたときに、太ももの間にできる隙間を「サイギャップ」と言います。
太ももがほっそりしていて、サイギャップ「あり」なのが美脚の条件とされているそうですよ。
風俗嬢は可愛くないとだめですか?
たまに女の子からそう聞かれますが……決してそんなことはないです。
なぜなら、風俗で人気嬢になるには性格の良さやサービスの良さが大事だから。
見た目もある程度は大切ですが、それ以上に「性格美人」が重宝されるんです。
でも、少しでもキレイになりたいというのは女の子共通の気持ちですよね。
私個人の意見としては、容姿コンプレックスを解消するためなら美容整形も「あり」だと思います。
風俗業界には、見た目を気にして美容整形をする風俗嬢はたくさんいます。
風俗嬢にとって、美容整形は下記のようにメリットが多いです。
自分に自信が持てるようになる
性格が明るくなって稼ぎやすくなる
映えメイクができてSNSで目立つ
一方で、お客様のウケが良くなって稼ぎやすくなる反面、ダウンタイム中は働けないなどのデメリットも……。
また、先述したように人気嬢は顔よりも性格やサービスが重視されることも多いです。
風俗で稼ぐなら、整形を考える前に性格やサービスを磨いて、お客様にリピートしていただくことを考えるのが先決でしょう。
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容姿に自信がなくても稼げる風俗求人とは
風俗業界には、容姿コンプレックスがあっても稼げる仕組みがあります。
例えば、大手風俗グループならキャストのバックアップ体制も整っているので、容姿に自信がない女の子でも稼げるようになります。
バックアップ体制の一例として、こんな仕組みがあります。
ヘアメイクスタッフが在籍
女の子は、メイクやヘアスタイルで印象が大きく変わります。
容姿に自信がないと思っている女の子の中には、メイクやヘアメイクが未熟なせいで見た目を損しているケースも少なくありません。
ヘアメイクのスタッフが在籍しているお店なら、女の子のルックスをプロの視点でガラッと魅力的に変えてくれます。
男性ウケしそうなメイクや髪形にしてくれるので、自分の容姿に自信が持てるようになるでしょう。
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美容整形やエステと提携
大手風俗グループの中には、美容整形やエステと提携しているお店もあります。
美容整形と提携している風俗店であれば、さまざまな美容施術を受けることで容姿コンプレックスを解消できる可能性があります。
しかも、割引が適用されることが多いので、お得に美容整形が受けることが可能。
エステと提携している風俗店なら、働きながらどんどん美しさに磨きをかけることもできますよ。
ぽっちゃり気味
胸が小さくて貧乳
など、悩みは人によってさまざまでしょう。
しかし、ジャンルによっては自分では弱点だと思っている容姿が重宝されるケースもあります。そうしたお店なら安心して働けますよね。
例を挙げると、太り気味の女の子には「ぽっちゃり専門店」がおすすめ。また、童顔や貧乳に悩んでいる女の子なら、ロリ系や妹系専門店が稼ぎやすいでしょう。
風俗で稼ぐためには、このように自分の容姿に合わせたお店選びも重要なポイントです。
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まとめ
冒頭でも触れましたが、今回ご紹介した「Dove」キャンペーン、SNSはちょっと炎上してしまったようです。
キャンペーンの主旨は「SNSで拡散される画一的な美の基準にNOを!」という意識高い系なのですが、具体例を列記したのがかえってルッキズムを刺激して、一部の女性に嫌悪感を抱かせてしまったみたいですね。
女の子がカワイイと思われたいのは世の常ですが「カワイイに正解なんてない」というのもまた真実。
誰かが決めたカワイイの基準に合わせるより、ありのままの自分を受け入れて自己肯定感を高めようというキャンペーンの主張は私は間違っていないと思います。
風俗業界にもさまざまな女の子がいて、お客様の趣味嗜好もそれぞれに違います。男性の数だけ、カワイイの基準があると言っても過言ではないでしょう。
風俗業界にいると「あ、この子は自己肯定感が低いな」という女の子に出会うこともあります。
今回は、そんな気持ちも込めてこの記事をお送りいたしました。少しでも役に立てたら幸いです。
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