風俗店に出勤するのダルい……それ、もしかしたら「秋バテ」かも?!

新人ちゃん

なんだかやる気が出ないなー。休んでも疲れがとれないし……

蒼井マリ

新人ちゃん、もしかして、それって「秋バテ」かもしれないよ

新人ちゃん

え、秋バテ？（夏バテじゃなくて？？）

この時季、特に気を付けたい「秋バテ」。今回のコラムはこの秋バテ問題を取り上げます。

最近、原因がはっきりとわからないけど体調不良……そんな症状に悩まされている方は要チェックです！

秋バテとは

秋バテとは、ざっくり言うと、夏から秋にかけての季節の変わり目に生じるさまざまな不調のこと。

大抵、9月下旬頃から見られ始め、10月～11月頃に症状が現れやすいようです。

ここ数年、酷暑の影響でニュースでも取り上げられるようになりましたね。

読者さんの中にも「身に覚え」がある女の子がいるのではありませんか？

蒼井マリ

実は私もその一人。だから、お医者さんに詳しくお話を聞いてきました

気候の変化によって起こるこのような不定愁訴（原因不明の体調不良）を総称して「気象病」と呼ぶそうです。

秋バテの症状には身体と心、両方があるんです。

これらの不調に思い当たる方は、秋バテの可能性あり……かもですよ。

秋バテの原因は「自律神経」

秋バテになる原因、それはズバリ「自律神経の乱れ」なんですって。

自律神経の乱れを引き起こす要因は、大きく３つ。

気温や気圧の変化

まず大きな要因が体が、気温や気圧の急激な変化。

気温や気圧が急激に変化すると、それに適応しきれず自律神経が乱れてしまうことがあるんです。

秋は特に寒暖差が大きいだけでなく、台風や低気圧などで気圧も上下しやすくて自律神経が乱れやすい季節。

新人ちゃん

最近の異常気象も追い打ちをかけてる感じね

体温調整は、自律神経の重要な働きの一つです。

外気温が高いときは体内から熱を逃がすために血流を活発にし、汗をかいて熱を発散しています。

一方、外気温が低いときは血流を減少させ、毛穴を閉じて体内から熱を逃さないようにしているのです。

でも、気温の変化に対応しようとがんばりすぎると、エネルギー消費が激しくなって疲れやだるさといった症状が現れてしまうのだとか。

紫外線も秋バテの大敵

紫外線の浴びすぎは、免疫システムに悪影響を及ぼすと言われています。

「日焼けをした後、とても疲れた」って経験、ありませんか？　あれは、全身の免疫システムが紫外線で異常をきたして体力を奪われるから。

最近少し涼しくなったからといって、紫外線対策を怠るのは要注意！

紫外線を浴びすぎると、疲労が蓄積されて、秋バテを引き起こす原因になることも。秋も油断せず、紫外線対策を行いましょう。

食生活の乱れ

夏場の食生活が秋バテの症状を引き起こすこともあります。

夏は暑くて食欲が湧かないため、そうめんのような喉越しの良い食事ばかりになりがち。また、甘いジュースやアイスクリーム、アルコール（ビール）などを多く摂るなど栄養が偏りがちです。

そうした食生活を続けていると、どうしても糖質の摂取量が増えてしまいます。

糖質の摂取量が過剰になると、腸内に存在する「カンジダ菌」が増殖しやすくなります。

「カンジタ菌」が増殖すると、本来は酸性であるべき腸内がアルカリ性に傾き、悪玉菌が増える要因になってしまいます。

その結果、腸内環境が乱れてしまって、だるさや抑うつ感といったさまざまな不調が生じることがあります。

消化機能の低下にも注意

腸内環境が乱れて消化機能が低下すると、秋バテを招きやすくなります。

暑いからといって冷たいものを摂り過ぎると、胃腸が冷えて消化器系の働きがにぶくなってしまいがち。

その結果、食欲がなくなり、栄養不足に陥って、疲労倦怠感が起きやすくなる――という悪循環に陥るケースもあるそうです。

秋バテにならないための対策

ぬるめ入浴で自律神経を切り替える

自律神経のバランスをとるには、ぬるめのお湯に浸かるのが効果的。

就寝の2時間ほど前に体温よりも少し高い温度38〜40度のぬるめのお湯に浸かると、日中優位になっていた交感神経（※）の緊張が緩み、副交感神経が穏やかに働き始めます。

自律神経の切り替えがスムーズになることで、心身が深い休息状態に入りやすくなり「寝つきが悪い」「眠りが浅い」などの不調を軽減する効果があります。

深部体温が適度に下がり、入眠がスムーズになるのは入浴2時間後と言われています。

起床後すぐに太陽光を浴びて体内リズムを整える

秋は日照時間が減少して、体内時計が乱れやすくなる季節。

そんなときは、朝起きたらすぐにカーテンを開けて日光を取り入れるようにするのがおすすめ。

睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、セロトニンの分泌が促されることで自然に交感神経のスイッチが入って、秋特有のだるさや疲労感を軽減できるのだか。

蒼井マリ

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれているわね

夜型生活の多い風俗嬢にはハードルが高いかもしれないけど、体調が気になる方はぜひやってみて。

バランスのよい食事を心がける

自律神経を整えるには、栄養バランスが取れた食事を摂ることも大事！

特に、疲労回復には玄米、豚肉、豆類などの良質なタンパク質が効果的。

腸内環境を整えるには、食物繊維の摂取も意識してみるといいでしょう。例えば、野菜を柔らかく煮た汁物などは食物繊維を豊富に含んでいて、消化にも良いおすすめメニューです。

また、秋バテにはお腹の冷えは大敵。内臓が冷えると、胃腸不良が起きやすくなるだけでなく、免疫力も低下してしまいます。

これからの時期は冷たいものよりも温かいものを食べて、ネギやニラ、生姜など体を温める食材も積極的に取り入れるのが◎。

もちろん、食べすぎは避けて、腹八分目に抑えることを忘れずにね。

まとめ

今回は「秋バテ」についてお伝えしました。

「まさに今、秋バテの真っ最中！」なんていうタイムリーな女の子も多いはず。

秋バテと言うと「9月」のイメージがありますが、近年は暑さが長引くようになってきて、10月～11月まで症状が続くケースもありがち。

今はまだ大丈夫というあなたも、まだまだ油断大敵です。

これから本格的な行楽シーズン。体調を万全にして、楽しい秋を迎えてくださいね！